乳首開発と助産師の想い
助産師の育児経験からうまれた「ブレイン乳首」
私自身の辛かった授乳期間
私は助産師として、助産院でお産の介助をしています。 助産師なのでもちろん「母乳推進派」であり、 お母様方に母乳が出るように指導し、 一緒に努力もしている立場です。 そんな私がなぜ乳首の開発に携わったのか、そこには私自身の苦しい育児経験がありました。「こどもは母乳で育てよう」そう思っていたのに、母乳が出ない。「なぜ、助産師の私が...、なぜ...」と泣き暮らす日々。 母乳をあげられないことの辛さや苦しさを身を持って経験しました。
子育てにいちばん大切なこと
哺乳瓶でミルクをあげていても、わが子はすくすくと元気に育ち、私に笑いかけてくれました。「母乳」にとらわれすぎていた私は、いちばん大切なことを忘れていたのです。 愛情をこめて抱きしめ、笑いかけ、話しかけ、成長を見守っていく。 そうすることで、子育てがとても楽しくなっていったのを思い出します。
哺乳びんにもママのおっぱいに代わる乳首を
自身の経験から、哺乳瓶の乳首もママのおっぱいのようであってほしいという願いは持ち続けていました。小児科医考案の「ドクターベッタ哺乳びん」との出会いがあり、今回、少しでもママのおっぱいに代わるような乳首を作ることができました。長い人生のうち、授乳期間は短いかもしれません。その時間が、 かけがえのない幸せなひとときになるように祈っています。大丈夫!赤ちゃんにとって『あなたが世界一』なのですから。