多くのママパパが抱える子育ての不安に助産師さんが寄り添うBlog

#53
赤ちゃんとの過ごし方
~ 赤ちゃんとあそぼう ~

ココロとカラダの発達を促す 五感を使ったママやパパとのふれあい

ココロとカラダの発達を促す五感を使ったママやパパとのふれあい

赤ちゃんが生まれると、嬉しいけれど、お世話に忙しい毎日になりますね。
少しずつ赤ちゃんが成長するにつれて、一緒に遊ぶ楽しい時間も増えてくるでしょう。
でも実際に赤ちゃんとどうやって遊んだらいいのか、悩んでいるママは意外に多いようです。
核家族化が進んで、赤ちゃんに接すること自体がはじめてというママも多いでしょうからいざあそぼうとなったら悩むのかもしれません。
毎日の赤ちゃんとのかかわりの中で自然にやっていることが、赤ちゃんにとっては「あそび」になっていることも意外に多いのです。

赤ちゃんを育てていると「赤ちゃんと気持ちが通じ合っている」と感じる瞬間がありませんか?
「おっぱいを飲んでいて目が合ったとき」「歌を歌ったら声を出してくれたとき」「指をギュッと握ってくれたとき」などなど、毎日のいろいろな場面で感じることがたくさんあると思います。
このような視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を使ったママやパパとの毎日のふれあいは、赤ちゃんにとって人間としてとても大切な「人のやさしさ」「あたたかさ」を感じ取っていて、それは「人に対する信頼感」の基本を身に付ける土台作りのうえで、とても大切で重要なプロセスだと言えます。
あそびを通じて五感を使ったふれあいをすることは、赤ちゃんの五感への刺激が脳に伝わって、赤ちゃん自身に感覚機能や運動機能、言語機能などの発達によい影響を与えることになります。
毎日の生活の中で、目と目を合わせて話しかけるなど大人が五感を使ったふれあいあそびをする事は、赤ちゃんの五感を刺激しながら赤ちゃんのココロとカラダの発達を促すことにもつながります。

日常のものなら何でもおもちゃに 「あそぶ」ことが成長に

日常のものなら何でもおもちゃに「あそぶ」ことが成長に

《 新生児~3カ月頃 》
赤ちゃんの五感はかなりしっかりしていて、生まれたときから20~30㎝の距離はぼんやりとですが見えていたり少し高い声で話しかけられることが好きだったり、ママと他の人との匂いを嗅ぎ分けることもできるほど五感は発達しています。
赤ちゃんはママの笑顔が大好きですから、なるべく近づいて少し高めの声で「さっぱりしたね」「おしかったね」など、赤ちゃんの気持ちを感じ取りながらいっぱい話しかけてあげましょう。
1カ月を過ぎる頃から目の前のおもちゃなどを目で追う「追視」をするようになり首もすこしずつ自分の意思で左右に動かすようになって来ると首すわりにもつながっていきます。赤ちゃんの目の前でカラフルなものをゆっくりと右から左、左から右へ動かしてみましょう。音がでるものも興味をひきつけるもののひとつです。
1カ月を過ぎたら、機嫌がいいときにうつ伏せにして、ママパパの顔が赤ちゃんの前にくるように向かい合って話かけるのもカラダあそびです。
最初は短時間から始めて大人が目の届くところで必ず行うようにしましょう。


《 4~7カ月頃 》
4ヶ月頃からは首が座って自分の思い通りに頭を動かせるようになるので、赤ちゃんの世界も一気に広がっていきます。自分の「手」を発見して動かしながらながめたり、口にもっていったり、そのうち足の存在にも気づき、自分のカラダであそぶこともやり始めます。興味あるものに手を伸ばす時に寝返りも出来るようになります。前に手をついてお尻を動かしてお座りもできるようになってきます。
パパやママの足の上に赤ちゃんを向かい合わせに座らせます。脇の下をしっかり支えながら、「ぎっこん、ばったん」と声をかけながら、交互に寝ころびます。
起き上がるときに顔を近づけて「ばあ!」とするのも楽しいですね。
「いないない・・・ばあ」も喜ぶようになります。
ママやパパの顔をかくして、少しして「ばあ!」と顔を出す、この瞬間を赤ちゃんはワクワクしながら待つことができるようになってきます。ものごとの因果関係が少し分かってくる頃なのでしょう。ただ、待っていられるのはほんの数秒ですからタイミングを逃すと別のことに興味がいってしまうこともあるかもしれませんね。

《 8~11カ月頃 》
お座りが安定して出来る様になり、両手でおもちゃを持って遊ぶなどバランスをとれるようになってきます。ハイハイ、つかまり立ち、つたい歩きなどもできるようにもなってきます。
手の使い方も親指とほかの指とで挟み持ちができるようなり小さなほこりでも親指と人差し指の指先でつまんで、ほこらしげに見せるようになったりします。
大人の発音を真似るようにもなって、抑揚をつけてまるで話をしているような声を出したりもします。
ひとりあそびに集中していたら、好奇心を育てるためにもそのままそっと大切に見守るようにしましょう。


もしかしたら、「そんなこともあそびになるの?」と思われたかもしれません。
赤ちゃんにとって、動くものを目で追うことや口でなめることママやパパの声を聞くことなど、なんでも「あそび」になってしまうのです。
周囲の人たちといっぱい触れあってもらい、かかわってもらい、刺激をうけて「あそぶ」ことは健やかな成長につながってきます。

ただ、特に注意しなくてはいけないことは、発達のことを含めてお伝えしましたが、あくまでも目安とお考え下さい。
いうまでもないことですが、成長は個人差があります。他の赤ちゃんと比べる必要はありません。赤ちゃんひとりひとり発達には違いがあり、興味の違いも個性もあります。
ママパパが五感を使って赤ちゃんと向き合い、赤ちゃんの動きや変化、何に興味をもっているのか、何を好むのかなどじっくり観察しながらあそびましょう。

遊ぶときだけに限りませんが、安全には十分配慮しましょう。赤ちゃんが興味をもっておもちゃにするものは、玩具だけでなく、日常のものなら何でもおもちゃになってしまいます。なめたり口に入れたりすることもあり、誤飲や窒息につながるおそれのあるものなどが家庭の中にはたくさんあります。
事前に家の中のモノを確認しておくことも大切です。事故の起きる前に先手先手を打って十分注意するようにしましょう。

成長の中でのこの一瞬の大切な時間を赤ちゃんと一緒に、赤ちゃんの世界をいっしょに楽しみながらあそんでみましょう。

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次回は 2026年 1 月 22 日(木)に配信予定
お楽しみに!

助産師 南部洋子先生
お話いただいたのは

助産師 南部 洋子 先生

東京医科歯科大学医学部付属看護学校を卒業・国家資格看護師免許取得、日本赤十字社助産婦学校卒業・国家資格助産師免許取得後、東京医科歯科大学付属病院産婦人科病棟にて助産師として勤務。300人以上の出産に立ち会い赤ちゃんを取り上げる。その後女性のカラダをメインとした相談室「株式会社とらうべ」を設立。女性の味方としてすべての年齢での悩み相談を受ける。女性が自分の身体を自分のものとして理解する事。それが全ての悩みの解決に繋がっていくとの信念を持ち、日々向き合っている。
趣味は、夫と旅行、映画・音楽鑑賞、健康麻雀など。

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